近津の夢ボタル“ちかつん”
地域とともに、いのち輝き、夢をはぐくむ学校
志高く、確かな目標をもち、自己を磨く、しなやかな子どもの育成
棚倉町立近津小学校
近津の夢ボタル“ちかつん”
地域とともに、いのち輝き、夢をはぐくむ学校
志高く、確かな目標をもち、自己を磨く、しなやかな子どもの育成
棚倉町立近津小学校
すてきな表情でポーズを決める5年生の子どもたちの姿です。見慣れない物が、一緒に写っていますね。何とも楽しそうな様子ですが、この撮影前には、実はすてきな学びがありました。
ある日の社会科の授業は、教室に届いた小さな一箱の段ボールから始まりました。子どもたちには「箱の中には、沖縄の特産品が入っているよ」というヒントをあげただけです。すると、
「沖縄と言えば、シーサーかな。この大きさの箱だと、ちょうど入りそうだし。」
「さんごが入っていると思う。白化したさんご礁の写真を、この前の学習で見たよね。」
「さとうきびも有名だよね。」「写真で見たら、身長よりずいぶん大きいから、きっと箱の中には入らないよ。」「でも、切れば入れられるよ。」
「(箱に「要冷蔵」の表示があることに気付き)食べ物かな。パイナップルかも。」「ゴーヤーかな。」
「花の栽培もしているから、菊の花かもしれないよ。」
などの意見が飛び交いました。目の前にある情報も、既習の学習内容も限られる中で、ここまでよく考え、箱の中の正体に迫ろうとする子どもたちの学ぶ姿勢に、とても感心させられました。
箱の中身を開封後は、実際に触れてみたり、試食してみたりしました。初めて出あったさとうきびと、楽しくも真剣に向き合っていました。
おまけ
6年生にもお裾分けしました。生で見る初めてのさとうきびに、5年生と同様に興味津々でした。「こんなに甘いのか!」という驚きの声が多数聞かれました。さとうきびから作られた黒糖にも興味をもっていました。