こんなことがありました!

棚倉小学校学習公開研究会を行いました

先週金曜、棚倉小学校にて、学習公開研究会を行いました。

棚倉町で推進しているキャリア教育を全職員で理解し、学校生活全体を通してキャリア教育に関する4能力を伸ばせるように指導を続けているところです。

この日は、これまでの指導(研究)の成果を発表する場。

キャリア教育に精通された筑波大学の藤田先生を講師にお招きし、参観者の中には千葉・茨城など遠くから来校する方もいらっしゃいました。

公開授業前に、来校した先生方に向けてこれまでの指導の成果が研修主任より発表されました。

 

 さて、その日公開された4クラスの授業の様子を紹介します。

キャリア教育の要となる学活の授業から。

学活の授業公開は6年生でした。

めあては「なぜ学び続けることが大切か」

中学生からのメッセージ、

中学校の先生からのメッセージ、

親からのメッセージ

人生の先輩達からの言葉から、自分の考えをどんどん変容させていく子どもたち。

自分の今後の生き方について考えるきっかけとなりました。

  

4年生は総合の授業公開です。

めあては「働くことのよさって何かな」

今年度、棚倉町役場を2回見学した4年生。

1回目は仕事内容を知り、

2回目には町のために働くよさについて聞いてきました。

自分たちで作った各課のパンフレットから、自分がどの課で働きたいかを考えることを通して、働くことの意義に気付いていきました。

今回深めた職業観を、来年度のチャレキッズ(職業体験)に生かしていきます。

  

教科の中でもキャリア教育の要素が入っています。

教科の中からは算数と外国語の授業が公開されました。

まずは5年生の外国語の授業。

先生方が喜ぶメニューを注文することが本時のめあてです。

 

5年生の第3四半期(10~12月)の学年目標は「とにかくトライ!一歩踏み出す勇気」です。

授業を通して、子どもたちは新しい表現に粘り強く挑戦して、伝えられることが増えてきて、表現を広げていく姿がありました。そこを教師が意図的に褒めていくことで、子どもたちが自分のがんばりに気づき、達成感が生まれ、今後の意欲や生き方にもつなげられます。英語で伝えるという教科の目標はもちろんですが、この意図的な声かけがキャリア教育となるのです。

  

こちらは5年生の算数。

全国学力学習状況調査等でも出題される子どもたちにとって課題となるであろう単元です。

子どもたちは、問題場面をどうやって図に表したらいいのかを真剣に考え、話し合いました。

みんなでの話し合いで理解を深めたことにより、

その後の問題もスムーズに解くことにつながりました。

初めての問題に対しても自分で解くことができるという気持ちにつなげることができたのではないでしょうか。

  

授業後の研究会。

棚倉小学校の子どもたちの頑張りをたくさん褒めて頂きました。

ありがとうございます。

  

キャリア教育に関する講演会を、筑波大学の藤田先生に行っていただきました。

  

キャリア教育というものについて、

我々教師も年を追うごとに理解を深めています。

そして、保護者の皆さんにもたくさんのご協力を頂いて、

子どもたちを一緒に伸ばしている所です。

今回の研究公開が他の学校の先生方にとって有意義なものになっていることを願いながら、本校キャリア教育もさらに促進していきます。