こんなことがありました!

本物との出あい ~さとうきび~

触れてみると、どんな感じかな?

重さは、どれくらいあるのかな?

かじったり、吸ったりして、味を確かめてみると…。

5年生の子どもたちが、社会科の時間に出あい、あらゆる手法で確かめている正体は「さとうきび」です。「あたたかい土地のくらし」の学習をする中でのことです。

沖縄から届いた一箱のダンボールから始まった授業の中で、子どもたちは既習事項や手元にある資料を基に、考えを深めていきました。

「シーサーかな。」「でも、シーサーは屋根の上にあるから、もっと大きいはず。」「お土産用になら、小さなシーサーも売られているよ。」
「沖縄で作られている果物かも。」「パイナップルかマンゴーかな。沖縄限定のお菓子に使われていたね。」「クール便だから、野菜の可能性も。例えば、ゴーヤとか。」
「きれいな海にあるサンゴかな。」「でも、サンゴはとっちゃだめだよ。」「白化し、だめになってしまったものなら大丈夫じゃないかな。」
「さとうきびだと思うよ。」「でも、箱のサイズが小さいよ。2mは超えるし。」「何でそんなこと分かるの?」「写真に写っている人の大きさと比べたみると…。」

サトウキビ以外の予想も多かったものの、どの予想についても、説得力のあるものばかりで、すてきな学びが展開されました。

一生懸命考えた子どもたちですので、授業の最後に、サトウキビとともに充実感にあふれる表情を見せてくれました。


さて、ここからは、休み時間の6年生教室です。サトウキビの量に余裕があったので、昨年の学習で初対面した子どもたちのもとへも、お届けしました。

1年ぶりの再会にもかかわらず、初対面した時と同じくらいに盛り上がる子どもたち。「去年、サトウキビとどんなポーズをして撮影したか覚えてる?」なんて言葉ををかけてみると、すぐに再現した男の子たち。すごい記憶力ですね。

サトウキビが変身した姿である「黒糖」もあります。触って感触を確かめた後は、お楽しみの味見です。コクのある味わいに、6年生の子どもたちも満足そうな表情を見せていました。