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出来事

東日本大震災に係る校長講話

 3月11日。
 東日本大震災から早いもので4年が経ちました。
 この大震災での深い悲しみを忘れないように、また、経験した様々なことや教訓等を風化させることのないようにという思いから、朝の時間に全校集会を行いました。
 東日本大震災では、大きな悲しみの中で、命の尊さ、助け合うことの大切さ、家族や仲間の大切さ、人々の絆、励ましてくれる方々への感謝の気持ちなど、多くの事を学びました。
 大きな被害を受けたいわき市立豊間小学校の子どもたちが「がんばっぺ子ども宣言」を発表し、「笑顔いっぱいで生きること」「勇気と希望をもって一歩一歩進むこと」「夢をあきらめず精一杯生きること」を誓い、今も一生懸命にがんばっていることを子どもたちに話しました。
 また、「釜石の奇跡」から避難の3原則についても話をしました。
「想定にとらわれるな。」「ベストを尽くせ、最善を尽くせ」「率先、避難者になれ」です。学校や家にいるときは、先生や家族がいるので指示に従って避難すればよいのですが、一人でいるときには、自分で考え、自分で判断し、自分で行動しなければなりません。
 つまり、「自分の命は自分で守る」しかないのです。
 もしものときにどうすればよいかを考えながら生活していくことも大切です。
 今日は「水曜8時だヨ!家族全員集合!!」の日です。
 ぜひ、東日本大震災のような大きな自然災害が発生した時に、どうすればよいか、近くに大人がいないときにはどう行動すればよいか、どこに避難すればよいか、はぐれてしまったときにはどこで待てばよいかなど、家族で話し合ってみてはどうでしょうか。